谷川俊太郎さんの詩

古本買取 東京

からだの中に
深いさけびがあり
口はそれ故につぐまれる

からだの中に
明けることのない夜があり
眼はそれ故にみはられる

からだの中に
ころがってゆく石があり
足はそれ故に立ちどまる

からだの中に
閉じられた回路があり
心はそれ故にひらかれる

からだの中に
いかなる比喩も語れぬものがあり
言葉はそれ故に記される

からだの中に
ああからだの中に
私をあなたにむすぶ血と肉があり

人はそれ故にこんなにも
ひとりひとりだ

「からだの中に」

この谷川俊太郎さんの詩を、縁あって毎日聞いている。
大声で怒鳴るように皆が読んでいるのを、隅の方で縮こまりながら聞く。
身体はじっとしているのに心が揺れる。ロウソクみたいだな。

一人でそそくさと帰る毎日を繰り返す。
本当は色々なことを伝えたい。話したい。
でも少しのことも話せない、言えない。
仕方がないから遠くから人を眺める。
みんないい顔をしていた。

歩いてる途中時々いい匂いが漂ってきて腹が減る。歩く。人に反応して、オレンジ色の照明がパッと突然点く。歩く。窓辺に花が飾っているのを見る。あ、綺麗だなあと思う。知らん犬が吠える。

不意に泣きそうになる。

こういうことにはもう慣れてしまった。
また今日も。でも今日は。

なんちって。

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