映画日和『若者のすべて』

古本買取 東京

メリークリスマス。
サンタの帽子を被っている男を電車で見かけたけれど、服が普通でただただ帽子が浮いていた。どうせならサンタクロースになりなよと思う。飴ちゃんくらい帽子に潜ませて。クリスマスだから、という理由でチョコレートのちょっといいパフェを食べてみた。食べ終わると、悲しんでいるひとがいた。いつもどこにでもこういうことはある。チョコレイトパフェ一緒に食べようよ、と言いたかったけれど遅かった。こういう日だからこそ別に笑っていなくてもいいんじゃないか、と思うけどどうなんだろう。基本的に「明るい」という言葉が好きじゃない。「暗い」も好きじゃない。分類することが馬鹿げているよなと思う。どうでもいい話である。

いつも通り映画館に行った。カップルだらけじゃなかろうか、と思ったがそれらは新宿にわんさかいただけで、館内にはあまりいなかった。

ルキノ・ヴィスコンティ
『若者のすべて』
1960年
イタリア・フランス

3時間弱ある映画ですけど、観た方が良い。ストーリーの説明やらは割愛で。
兎にも角にもアランドロンが出ていて、瞳と身体がやっぱり凄く魅力的でそれだけで見る価値がある。
個人的に「悪い女」が出ている映画が大好物なのだがその類の女も出現する。
この女のせいでアランドロンが傷ついて泣いてボロボロになるのである。
そしてこの女も同じように、もしかすると誰よりも傷ついて、化粧だけはきっちりとしたまま女の姿で泣くのである。

黒澤明の『白痴』にちょっと似ている気がした。(個人的にこの映画の原節子と森雅之が大好きなんだ)
『若者のすべて』のアランドロンが天使のような善人で、そしてまあ悪い女に惹かれていってしまうのだ。
この2人の関係性が『白痴』の森雅之と原節子のようだった。(悪い女は誰より優しかったりする)

冒頭のシーンで楽しい映画が始まった!(汽車から人がどっと出現して、辺りに汽車の煙が立ち込めていて、お喋りなおっかさんとその息子らが登場し、賑やかだったから)と思ったけれど、後半につれ暗雲が立ち込めて、眠たくなるどころか目が冴えた。

4人の兄弟のお話でもあって、それぞれの物語が描かれる。
憎んで、愛して、支え合って、傷ついて。
本気で想ってるからこそ、辛い決断をしなきゃならない時もあるんだな。
感情は厄介だが、感情のおかげで映画は綺麗だ。泣いたり笑ったり傷ついたり一生懸命な人、全員が愛おしくなる。
映画に限らないけど。悲しんだり喜んだりするのも結局人ありきなんだよなと、映画を見て再確認したりする。

なんだか会いたい人が沢山いる気がしてきた。こんな気分になれたのは嬉しいことだ。
気分が良いからピノキオを観よう。

なんちって。

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