映画日和。「動くな、死ね、甦れ!」

古本買取 東京

寒い。
とうとう焼き芋の季節が来てしまった。
去年の今頃も、寒い寒い、とひとりでそこら辺をほっつき歩いていた。
そうして今年も同じくそんな感じで過ごしてる。

この前渋谷で映画を見た。タイトルが鮮烈な映画。

子供が主人公の映画は大抵好みだけど、この映画の子供は、そこらへんの大人よりも逞しく、
その年で知ってはいけないこと、見てはいけないものをたくさん知っていて、
もはや子供ではなかった。けれど、子供の純粋無垢な瞳は本物だった。

『動くな、死ね、甦れ!』
・ソビエド
・ヴィターリー・カネフスキー監督
・1989年

第二次大戦直後のロシア。収容所地帯と化した小さな炭鉱町に生きる少年ワレルカと少女ガリーヤは共に12歳。スケートの盗難事件、学校のトイレにばら撒いたイースト菌事件、機関車の転覆など、ワレルカの引き起こす無垢な、しかしやってはならない悪戯は、母親への反発と相まって次第にエスカレートしていく。 そんな彼の前に、守護天使のように現れては危機を救ってくれるガリーヤ。二人に芽生えた淡い想いは次第に呼応していくが、やがて運命はとんでもない方向へ転じていくのだった。
 

映画を見ていて、茨城のり子の「わたしが一番きれいだったとき」という詩を思い出した。
ラストシーンに、とてつもなく衝撃的な女の姿が映し出される。
その姿と「わたしが一番きれいだったとき」を重ねると、言葉が出ない。

一番印象に残ったのは、子供でも女でもない、ある男の強烈な「瞳」。
それがとても強かった。何も言わず、ただじっと覗き込むだけの目。
白い光に覆われて、消えるまで、長いこと映っていた。
正直見ているのが嫌だった。

映画が終わって、「トップ」で珈琲を飲む。
渋谷に行くたび、もう当分ここには来たくない、と毎回思う。
なんというか、光と音が猥雑。とても。

そういえば「あそこにいる人たちは『老い』を忘れようとしていますよね」
と、誰かが言っていた。
でもその何が悪いんだろう? 惨めでいいじゃないかと思う。

なんちゃって。

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