映画日和。「少しの愛だけでも」

古本買取 東京

あ、寒。
のこのこと押入れからセーターを引っ張り出して着る。
やることもないので映画館に行く。そんな秋が来た。
金が無いし静かに観たいから、大きな映画館には行かない。
もはや映画館と呼べない「部屋」みたいな空間でフィルムの映画を独りで観る。当たり前だけどその「部屋」には家族連れもいないし、カップルもいない。その代わり一番前の席で難しそうな本を読んでいる孤独そうな青年、中途半端な席に座って変な姿勢のまま動かない爺さん、奇抜な髪型したとても細い女性、疲れ切った顔をしたサラリーマン等がいた。安心した。

上映が始まった。

鳥肌   鳥肌

そして鳥肌

終わった。
暗い映画だった。そして凄く良い映画だった。

とにかくもがいていて
言ってしまえば不器用で
ずっと寂しくて愛されたくって独りぼっちな人
が映ってた。
人に必ず花をプレゼントするんだ。
泣けてしまう。

「部屋」に来ている人達は何を思ったんだろう。
皆そそくさと帰って行った。
それが正解だと思う。
そそくさ、という言葉が彼らによく似合う。

ドイツ
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
「少しの愛だけでも」
1976年

一人秋の夜道を歩きながら色々なことを考える。
この時間は特別だなあと毎回思う。
映画館を出た後の数分間、一人で贅沢な余韻に浸る。
少し寂しくなるけど、秋は飯がうまいから大丈夫。

なんちって。

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