映画日和。「からっ風野郎」

古本買取 東京

深夜に増村保造の「からっ風野郎」を観る。主演は三島由紀夫でヒロインは若尾文子。
三島由紀夫は身体、表情、声が魅力的で飽きない。こんなにチャーミングな人だったのか、と見ながら思う。銃が全然似合っていなかった。そしてそこが良かった。

増村保造
「からっ風野郎」
1960年

個人的に一番印象に残った場面

刑務所のグラウンドでバレーボールをしている囚人たち。警官が「朝比奈!」と男を呼ぶ。
上半身裸の朝比奈(三島)が振り返る。身体をこちら(正面)に向け腹をさすっている。

冒頭の別になんてことのない場面で、この時三島の姿が初めて映る。別に何ともないところだから短い。でも巻き戻して2回見た。
三島由紀夫が渋い顔して腹さすってる。

この後に腹を斬るなんてこれっぽっちも知らない三島を眺める。
幻みたいな人だなあとおもう。

嘘みたいな事が本当に起こる現実の方がよっぽど映画みたいだ。

それにしても、これだけは言いたい。
若尾文子のうなじって完璧だ。

なんちって。

以下啓文社書房から新刊のお知らせです。

岡山典弘著
『三島由紀夫が愛した美女たち』

宮家令嬢から映画女優まで
三島が憧れ、恋心を抱き、熱愛した女性との物語を
三島研究の第一人者が描く!

三島由紀夫の半生は、魅力的な女性に彩られていた。
周知のとおり三島は、透徹した「眼」をもつ作家である。少年期から独自の美意識を研ぎ澄まして、絢爛たる〝三島美学〟を構築した。その「眼」は、文学に向けられ、演劇に向けられ、映画に向けられ、美術に向けられ、そして女性に向けられた。

【目次】

序文 宮崎正弘

はじめに

第一章 映画女優 若尾文子

第二章 天上界の麗人 美輪明宏

第三章 シャンソンの女王 越路吹雪

第四章 新劇女優 村松英子

第五章 三島文学のモデルとなった佳人

第一節 『仮面の告白』の三谷邦子

第二節 『沈める滝』の豊田貞子

第三節 『幸福号出帆』の東久世壽々子

第四節 『鏡子の家』の湯浅あつ子

第五節 『豊饒の海』の酒井美意子

第六節 『豊饒の海』の北白川祥子

発行 啓文社書房
発刊 啓文社

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