目的のないさんぽ。

10月 10th, 2017 by admin | Permalink

古本買取 東京

サンズ・オブ・サン 郊外電車

霞ヶ関を散歩した。というより、霞ヶ関の真ん中に突っ立って、聳え立つビルと空を見上げに行ったという感じがする。休日で人は少なく、やたらと静まり返っていた。ビルと青空は相性がいいなあ。心地の良いひとりぼっち。周りに誰も、何もない。でも妙に清々しい気持ちになった。靴擦れをして、やたらと綺麗な歩道で、いそいそと靴を履き直す。警備員の人にちらりと一瞥されたが、別に悪いことをしているわけじゃないんだから放っといてほしい。棍棒などを持って、実におっかない。スンスン歩いていたが、霞ヶ関に長くとどまる理由は何一つないと思い出し、銀座の方までぶらりと歩き出す。銀座には人が多く、歩いているだけで疲れ、腰を落ち着ける場所が見つからなかった。
いつも店の外にまで人が並んでいる喫茶店の前を通り過ぎる。おそらくこの店のオムライス目当て。確かに、とっても美味しいけど、あんなに並んでまで待つ気力は無い。(実は食べたかったんで行ってみたが行列に辟易した)並んでいる人を横目に通り過ぎ、その足で何となく神田に向かったが、しかし別にこれといったものもなく、再び当てもなくぷらぷらと歩いた。
1、2年前なら喫茶店を探して、1日に何件も喫茶店のはしごをし、その時間を楽しんでいたけれど最近めっきりそういうことをしなくなった。相当暇だったのだ。
今も行き当たりばったりで見つけた(大抵食べログなどには載ってない鄙びた店)喫茶店でぼうっとするのは好きだけど。
最近もっとも居心地の良い場所・お気に入りのスペースはやたらと空いている電車の一番端っこの席。目的もなく電車にのっかって、眠たければ眠り、本を読みたきゃ本を読む。金もかからず、それなりに窓の風景を楽しめる。こういうのを楽しめる性質でよかったなと思う。もはや内田百間の『阿房列車』のような話だ。これはじいさんの話だが、私は一応まだ20代。もう少し派手な楽しみ方を、それなりに楽しめる年齢ではあるはずなのだけれど。でも『阿房列車』面白いですよね。「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようかと思う。」こんな婆さんになりたいし、こういう爺さんが伴侶だったら素敵だ。目的がなくとも、移動している時間を堪能出来れば何かが豊かになりそうだ。退屈だな、と思うより遥かに満たされている。ただどうしても「並んで待つ」ということはできない。この時間は退屈以外の何ものでもなく、第一景色が動かないから飽きてしまう。
でもなぜか人を待つことは苦ではなく、遅刻してきたところで「無事に来たんだね」という気持ちになるのである。
※古本の買取はいつでも、首を長くしてお待ちしておりますのでよろしくお願いいたします。

映画の古本出張買取行っています。もちろん、経済、政治、文学、美術書、学術書、エッセイ、詩集、漫画、美術書、画集、民俗学、古代文学、写真集、人文書などなどオールジャンルの買取を行っているので、いつでも連絡お待ちしています。

そうだ、銭湯に行こう

10月 8th, 2017 by admin | Permalink

古本買取 東京

『銭湯は、小さな美術館』が色々な方の手元に届き、銭湯を経営する方が本が出たことを非常に喜んでくださり、またステファニーさんのことを様々な人が(どれも素敵な人ばかり)応援していて、その様子を間近で眺めていると心がほころんだ。
この前まで世の中になかったはずの本が、今はあって、それがいろいろな人の手に回り、大事にされ、元気を与えているのだと思うと何とも言えない、嬉しい気持ちになる。ステファニーさんと、そして旦那さんの熱意・想いがあってこその本で、二人のパワーは、火傷するくらい熱いものだった。パワーのある人はよく笑うから好きだ。
時々自分は、頭の上にフタをして外部との距離を置き、自らそうしているにも関わらずまるで地の底にいるような気分になることが多々あるのだが、ステファニーさんと会うと一気にぐんと太陽の近くまで掬い上げられたようになり、大袈裟な言い方をすると「しぼんだ体に命を吹き込まれた」という感じで、そこからまたしゅっと立ち上がり「あ、がんばろ」と上を向いて歩くことが出来た。だから太陽の近くまで引っ張り出してくれたステファニーさんに、個人的にとっても感謝しているのです。これは仕事の話というよりかは個人的な話でしかないのだけれども、そういう人と出会えることは、とても尊いなと思う。そうして天真爛漫な本人は、そういうことを自覚していない事が多く、その自然さ、なんのいやらしさもない素の人間性にこれまたありがたみを覚える。
ステファニーさん、銭湯大使としてこれからもぐんぐん頑張って行って欲しい。私みたいに、ステファニーさんのパワーに救われる人がたくさんいるはず。

『銭湯は、小さな美術館』。写真がたくさん載っていて、アートに特化している本ですが本当の根底には「銭湯の持つ優しさ・温かさ」があります。今日の銭湯フェスに行って、それを痛感しました。皆、ステファニーさんのことを応援していて、それぞれの人が本当に温かい人ばかりだったのです。分け隔てなく接する姿勢が、ああ良いなあと思いました。

例えばひとりぼっちの人でも銭湯に行くと多分ひとりぼっちじゃなくなるんじゃないかな、と思う。人間と人間としての、裸の付き合いで素のまんまの自分を受け入れてくれる場所。もっともっと、そういう場が増えたらいいのに。やれお洒落して、化粧して、気の使う場所で高価な食事をして・・・みたいなそんなところはそもそも性に合わないし全く興味ないけど、銭湯で風呂に入って牛乳飲んですっぴんで好きなことを好きなように話す、こんな風に過ごす時間はとても素敵なんじゃないだろうか。なんだか、銭湯に行きたくなってきた。私は銭湯で知らない婆さんと喋るのが好き。そして風呂上がりに食べるレモンシャーベット(高円寺の銭湯にはある)はなぜあんなにうまいんだろう。あと風呂上がりに歩く夜道、一人で、風が妙に気持ちいいし、なんだか音が遠く聞こえるあの感じ、浮遊してる感じ、あの良さってあんまりうまく表現できないな。

P.S.
本を購入してくださった方、本当にありがとうございます。
一人一人にお礼を言いたい程嬉しいです。
まだ未見の方は、書店で見かけたら是非手に取ってみてください。

今日もお疲れ様でした。金曜日が終わります。

10月 6th, 2017 by admin | Permalink

古本買取 東京

帰ってきてもやることがなく、また家にテレビもなくとりあえず音楽を流してみる。
今日はユーミン。ユーミンの「Corvett1954」という曲が大好き。これは、3歳年上のカヨちゃん(知らない男と盆栽を育てる悪夢を見てうなされてている)から教えてもらった曲。眠る前にひっそりと、レコードでかけてくれた。そこからうんと聞くようになった。
「♪月も追ってこないわ みんな探してる頃」。これが歌詞の始まりで、曲は男と女のデュエットです。この歌を聴くと、良い車で都会の高速道路を走る二人の男女がまず浮かぶ。車から都会の高層ビルやら点滅する光やらを眺めながら、特別会話は無いけど互いに満足しあっていて、幸福そうな表情を浮かべている二人(時々女が男を横目でチラ見する)。
ユーミンの声は自然だから、例え何か事情があろうとも、爽やかに聞こえてしまうところがすごい。でも歌詞には時々とんでもねえ言葉が混じってる。良い気持ちで歩いてる最中、突然ハイヒールを履いた女に、かろやかな蹴りを食らうような衝撃。
そんな感じでぼーっとユーミンを聞いていたけど、もはや音楽を聴く体力さえなく今は雨の音だけを聞いている。何の想像力もいらない雨の音は楽で良い。無音だと謎の耳鳴りが聞こえてくるから、雨の音はとても助かる。こういう人は多いのではなかろうか。金曜日、飲みに行っている人・静かに部屋で過ごしている人とがくっきり分かれているんだろう。別にどっちでもいいけど、とにかく週末はすべての人間に「お疲れ様でした」と言いたい。
「本当にお疲れ様でした」。何も考えずに、すべての人がさっと死んだように眠れますように。

なんちゃて。

古本に全然関係ないことを書いていますが、古本の買取を強化しているのでいつでもお電話してください。
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ごめんなさい愚痴を書いてしまって。

10月 4th, 2017 by admin | Permalink

古本買取 東京

中島みゆき ファイト

最近もっぱら女性作家の本ばかり読んでいる。松浦理英子・多和田葉子・川上弘美・川上未映子・津村記久子・今村夏子・松田青子など。須賀敦子は別枠。(こうしてみると「子」がつく作家さんが多い。私は名前に「子」が付いている女性をとても良いなと思う。)
紀伊国屋書店をウロウロしていると、『早稲田文学増刊 女性号』が置いてあり即購入。
こんな本が読みたかった。川上未映子さん、ありがとう。
石垣りんや中島みゆき、ヴァージニアウルフや茨城のり子やら目次だけでお腹いっぱいになるこの本をいつも枕元に置いて、夜読んでる。いろんな女・女性がいて、それだけでちょっと救われる。書いている時はしんどかったんだろうな、と読んでいて思う。たいていの人がしんどそう、辛そう(そこが良い)綺麗な本だけど。本当に、女性そのものみたいな本だ。
どうして使う言葉は一緒なのに、書く人によって、ここまで色がくっきりと分かれるんだろ。そして、何の装飾もなく無色に近い人の文章が一番頭に残ったりも、する。
たった一行だけでも。

こんなに女性の話ばかりしたところで、でも自分が好きな話はサルトルの『壁』。
唐突に思い出した『壁』。短くて激しい話なんで、頭の脳裏に映像(自分で想像した)としてくっきりと残ってしまってんだな。なぜ今思い出したのかよくわからない。
「好きな話」と「好きな文章」は全然違う。「好きな話」は男性作家に多く、「好きな文章」は女性作家が圧倒的に多い。と、今書いていて気がついた。

ただ1ヶ月前に、あまりにもつまらない新刊を買って、あまりのつまらなさに怒りがこみ上げ売る気も失くし、すぐ人にあげた。この作家が男性であったか女性であったかも定かでないが、それすらも別にどちらでも良い、と思うほどに嫌な本だった。装丁とタイトルに騙された。全く中身がなかったのだ。やたらと主張が激しい本には注意しなければなんない。うるせえよ!と思う。でもその後ブックオフにその本が並ばれているのを見たとき、なぜだか切ない気持ちになった。今思えば、30Pほどじゃなく50Pくらいは読んでおいても良かったのかもしれない。ただもうタイトルさえ思い出せない。

なんちゃって。

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古本の買取をしています。

9月 28th, 2017 by admin | Permalink

古本買取 東京

たま 星を食べる

気持ちの持って行き場がない時になぜか無意識にいつも「たま」を聞く。
意味のわからない歌詞は、うまく言葉に表せないことを違う言葉で表現してくれているような気がする。「悲しい」じゃない気持ちの、でも限りなくそれに近い何か。この曲、確かちびまる子ちゃんの映画に流れていた。そうして自分はこの映画を見てなぜだか泣いたんだった。見た人いるだろうか。タイトルは忘れたよ。
本題ですが、古本の買取を行っています。家の中に眠ったままになっている蔵書、遺品整理で持って行き場のない本、読んでそのままなんとなく溜まっていってしまった古本など、買い取りさせて頂いています。ジャンルは問いません。経済、政治、文学、美術書、学術書、エッセイ、詩集、漫画、美術書、画集、民俗学、古代文学、写真集、人文書などなどオールジャンルの買取を行っているので、いつでも連絡お待ちしています。

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